出っ歯という歯並び、気にしている人たくさんいらっしゃいます。
私はたくさん矯正相談やっていますが、この歯並びの方が一番矯正治療をするのを躊躇しているように思います。特に前歯にデコボコがない方です。前歯にデコボコがない分、まあいいんじゃないか、みたいな感じなんでしょうか?
しかし、出っ歯という歯並びほど、見た目も変わり、かみ合わせが変わったという自覚のできる歯並びはないんじゃないかと考えます。出っ歯であるだけで、物凄くいろんなことで損をしています。しかも、治療することが可能なんです。
躊躇せず、一刻も早く治療していただきたい歯並びだと考えます。
この歯並びで一番損しているのは、口が閉じられないことです。
唇を安静にしていると、下唇よりも上の前歯の方が前に位置しています。そのため、唇を安静にしていると、歯が見えてしまいます。まさに、出っ歯という感じです。
出っ歯、出っ歯と失礼しました。これを読んでいる方は、気にされていますよね。本当に悩んでいるんですよね。私は知っていながら、あえて言わしていただいております。治してほしいからです。
気にされているので、前歯が出ないように下唇に力を入れて一生懸命閉じようとします。一応歯は隠れますが、力を入れていますので、表情も力を入れているような感じになります。
また、喋っている時も歯を出来るだけ下唇で隠そうとしています。気にしているんですよね。でも、笑顔の時の表情が良く、よく笑う方が多いようにも思います。確かにこの歯並びを一番目立たなくできる表情は笑顔です。なぜかというと、この歯並びは口を閉じたときに一番違和感のある歯並びだからです。ちなみに、歯並びを治した時の笑顔はもっといいですよ。
この歯並びで二つ目に損していること。それは、前歯が咬んでいないことです。
歯並びというのはほかの歯並びを経験することができません。ですので、ずっとその歯並びで来ているから今更不便は関していないはずです。しかし、実際は物凄く損をしています。
とうもろこし、りんごなどの丸かじり出来なかったり、ラーメンなどの麺類の食べ方がかなり違うようです。
この歯並びを治療した後によく聞くのは、前歯で咬むことができた・・・という感想です。咬めている人からすると当然のことですが、咬めていなかった人が咬めるようになるのは、もの凄く感動があるようです。
あと、なんと言っても治療すると見た目がすごく変わります。
本当に治療しがいのある歯並びです。絶対に満足していただけると思います。